多くの日本酒は、日本酒となる前段階の液体である醪(もろみ)を三段階に分けて仕込まれます。稀にフレーバーを加える目的で、醸造アルコールや糖分などが「四段目」に添加されることがあるのですが、「不老泉 酒母四段」では四段目に山廃酒母を添加しており、結果として濃醇で飲みごたえのある日本酒に仕上がっております。
乳酸系の酸い香りにかすかにスモーキーなニュアンスも感じとれます。
口に含むと瑞々しくジューシーな甘味と凝縮感のある酸味。じゅわっとふくらむ果実感。旨味と酸味の余韻はしっかり長く、ほろ苦さや渋さが寄り添い奥行きのある味わいとなっております。後半はややシャープで瑞々しくフレッシュな印象。
開栓後すぐに飲みきるのではなく、時間をかけて味のりの変化を楽しみたい味わいです!
特定名称 | 純米 |
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アルコール度数 | 17% |
日本酒度 | ±0 |
酸度 | 2.5 |
アミノ酸度 | 1.8 |
使用米・精米歩合 | 山田錦6%(酒母) 玉栄94%(もろみ)精米歩合65% |
酵母 | 蔵付酵母 |
酒母 | 山廃 |
上原酒造の日本酒は「旨口芳醇」が代名詞。
中でもフラグシップ銘柄である「不老泉」はSAKE Street店主が日本酒を好きになるキッカケとなった銘柄でもあります。
不老泉を造る上原酒造の最大の特徴は、自然の力を最大限活かした酒造り。「山廃仕込み」や「蔵付き天然酵母」にこだわり、また全国で6蔵ほどしか行っていない「木槽天秤しぼり」を実践。独特の製法により、濃淳でありながら雑味のなくキレが良い唯一無二の酒質を生み出し、日本全国に強いファンを獲得しています。