【大那】菊の里酒造(栃木県)の商品一覧

product.title

大那 特別純米 夏の酒 蛍

  • 720ml ¥1,650
  • 1800ml ¥3,290

大那 特別純米 ひやおろし

大那 特別純米 ひやおろし

  • 720ml ¥1,650
  • 1800ml ¥3,290

大那 特別純米 13度原酒

大那 特別純米 13度原酒

  • 720ml ¥1,540
  • 1800ml ¥3,080

菊の里酒造について

新幹線の那須塩原駅から車で30分ほど。那珂川、そしてその支流である箒川と蛇尾川に囲まれた、水の豊かな田園地帯に「大那」を醸す菊の里酒造があります。創業は1866(慶応2)年。太平洋戦争中の企業整理により一時期は休蔵していましたが1955年に菊の里酒造株式会社として復活しました。現在は8代目蔵元の阿久津 信さんが、杜氏として酒造りも担当しています。

阿久津さんは東京農業大学を卒業後、いったんは食品関係の企業に就職します。約2年間の会社勤め後、別の進路を選んでいた兄に代わって酒蔵を継ぐことを決意。茨城県の酒蔵で酒造りの修行をした後、2002年に実家の酒蔵に入りました。

蔵に戻った当初は会社名と同じ銘柄「菊の里」を製造・販売していましたが、地元の「お葬式のお酒」としてしか使われておらず、美味しいお酒としての認知はされていない状況でした。当時の製造量は100石程度。経営的にも厳しい状況が続いていました。

こうした状況を打開すべく、2004年に「食事が楽しくなるような美味しいお酒」を造りたいとの想いから、「大那」の商標を登録し純米酒造りを開始。「大いなる那須の大地のようなスケールの大きい蔵にしたい」との思いを込めての銘柄でしたが、当時は蔵の設備も普通酒向けに設計されており、高品質なお酒を造ることには苦労していたといいます。


しかし徐々に製造量を増やし、品質を改善しながら良い評判も増やしていくなか、2009年に雑誌「dancyu」に取り上げられ、その後の「日本酒ブーム」にも後押しされたこともあり、売り上げが向上していきます。そして2010年の全国新酒鑑評会では、初めての金賞を獲得したのです。現在の製造量は600石ほどにまで増えています。

今ではアジアを皮切りにヨーロッパ、アメリカへの輸出も行っています。大学時代から、海外を旅するのが趣味だった阿久津さん。「自分の知らない世界を見に行くことが好き」と言い、今でも海外に販売に出かけることは抵抗はないそうです。

「放浪の旅でも仕事でも巡り合わせには意味があるのだと思っています。私は今でも酒造りを通して旅をしているのだと思っています。一期一会を大切にしながら、栃木を代表する酒蔵になるのが今の目標です。」

苦労を重ねながらも、信念を通した酒造りでチャンスをつかんできた阿久津さん。「栃木を代表する酒蔵」という目標を実現する日も、きっと近い将来に訪れることでしょう。

主要銘柄 大那
創業年 1866年
代表者 阿久津信
住所 栃木県大田原市片府田302-2
URL https://www.daina-sake.net/