風の森 ALPHA Type8 大地の力

¥1,650 (税込)

探究心の強い方へ〜未知の味わい、アモルファス〜

柔軟な発想と新たな技術で、次の日本酒の可能性を求める「ALPHA」シリーズ。
今年初めてリリースされたType8は、玄米(精米歩合100%)を用いた日本酒です。
これを実現するために独自の製法「アモルファス(Amorphous)製法」も考案。通常は蒸すことで実現する米デンプンの非結晶(アモルファス)化を、特殊な加熱・焙煎処理によって実現している・・・そうです。

香りからまず感じるのは、玄米とその焙煎によってもたらされた香ばしいロースト感。常温ぐらいの温度では、バニラやホワイトチョコのような甘い香りも漂います。
風の森らしい、ライチのような香りはこのお酒でも健在です。

口に含むと、まず苦味。立ち香にも現れていた香ばしさは口の中にも感じられます。
通常、こうした味わいの日本酒からはどっしりとした重さを感じるのですが、このお酒からは不思議と軽さや透明感も感じられます。

5年ほど前、佐賀県嬉野でお茶農家さんを訪ねたことがあります。その際に100g◯万円、という高級な茶葉で煎れたお茶を飲ませていただいたのですが、その記憶が甦りました。
高級なお茶って、旨味や渋味も豊富なのですが、それでもとても上品で綺麗な味わいなんですよね。

このお酒も、玄米の魅力をそのまま、油長酒造が用いる硬度の高い仕込み水に抽出したような、そんな味わいに感じました。

飲む際の温度ですが、冷酒でも常温でも魅力的な味わいです。
そして間違いなく良いのが、燗酒。旨味と香ばしさが増し、鼻に抜ける余韻はとても官能的です。
枡など、木の器とも相性が良いですね。
残念ながら数量限定のため500mlのお酒1本だけでコメントを書いているので、理想的な温度は探し当てられていませんが、幅広い温度帯で美味しく飲めます。
ただ、温度はゆっくりと上げるのが良さそう。燗冷ましも心地よく楽しめます。

今回、玄米を用いた「ALPHA」をリリースしたのは、米の特性、そして大地の力を最大限に表現するためには、米の成分がすべて含まれる玄米を使ってこそではないか、と考えてのことだったそうです。
玄米使用率は今回は60%でしたが、次回は80%程度を目指すとのこと。今後ますますの進化が楽しみなお酒。その現在時点を知っておいて損はないと思います。

仕様

特定名称 純米
アルコール度数 15%
日本酒度 -
酸度 -
アミノ酸度 -
使用米・精米歩合

奈良県産秋津穂(精米歩合80%)使用割合40%
奈良県産秋津穂(精米歩合100%)使用割合40%
長野県産コシヒカリ(精米歩合100%)使用割合20%

酵母 協会7号
酒母 速醸

 

油長酒造について

奈良県御所市、葛城金剛山系の麓に油長酒造はあります。

油長酒造の名は、元々は精油業を営んでいたことから代々の当主が名乗った「油屋長兵衛」の名に由来。1719年に酒造業に転じ、300年以上の歴史を誇ります。

「奈良酒の伝統を活かし、新たな伝統を創る」無濾過・無加水・生酒の専門ブランド「風の森」は1998年に誕生。

刻一刻と状態の変わる生酒を花に例え、四季醸造により年間を通じて「蕾」の状態で出荷。飲み手には、花開く様子や枯れ行く様子を自由に楽しんでほしいとの願いが込められています。