能登半島大震災により甚大な被害を受け、向こう数年酒造りが困難な状況の酒蔵さんのお酒を共同で造り、被災蔵の銘柄の流通を止めないために復興を支援するプロジェクト『#能登の酒を止めるな！』

石川県輪島市にて“奥能登の白菊”を醸す白藤(はくとう)酒造店さんと、“風の森”を醸す油長酒造さんがタッグを組んだ商品となります。
奈良県御所市に位置する油長酒造さんに、白藤さんが1週間以上泊まりがけで出向き、共に醸したお酒です。
どちらのお酒も石川県を代表する“金沢酵母”を使用。また、被災によりお酒にできていなかった石川産の山田錦を使用して仕込んでおります。
オリジナルレシピでは“軟水仕込・火入”、コラボ版では“超硬水・生酒”。
対比もあり面白い、是非それぞれの違いをお楽しみください。

奥能登の白菊 オリジナルレシピ再現酒

“奥能登の白菊 純米大吟醸(一回火入)”を再現した1本。
通常は超硬水で仕込む風の森ですが、今回は輪島の仕込水と同等の硬度に調整し、軟水仕込みとなっております。
ほんのりバナナや和梨を思わせるような瑞々しく爽やかな綺麗な香りがします。
口に含むとほんのりとかすかな発泡感。柔らかな甘味と優しい酸。後半に伸びていく厚みのある旨味の立体感。押味も楽しめ、奥行きのある味わいです。
奈良の地で醸す“奥能登の白菊”を是非ご堪能ください。

奥能登の白菊×風の森 コラボレーション醸造酒

オリジナルレシピに対して、コラボレーション酒は風の森ならではの超硬水・生酒を活かし、初の“金沢酵母”でお酒を醸しました。
ピオーネを想起させるような爽やかな果実香、奥の方にバナナ調の香りもかすかに感じられます。
口に含むと風の森さんらしいピチピチとした発泡感。ミネラリーでスマートな味わいとシャープな旨味。きゃぴっとした繊細な果実味も膨らみつつ、淡麗です。後半に伸びる大人なほろ苦渋さと共に、ほんのりドライなテイストも楽しめる味わいです。
きりっと冷やしてお召し上がりください。