世の中には数万もの日本酒銘柄があります。王道(とここではあえて言いましょう)な日本酒から、非常に特徴的な日本酒まで様々なものが世に出されています。
SAKE Streetでも特徴的な日本酒を多く扱わせていただいておりますが、「甘酸っぱい低アルコール日本酒」という領域は初めてです。しかも非常にバランス感が素晴らしく、日本酒のアルコール感が好みではない、という人にも受け入れられやすい酒質のため、エントリー日本酒として非常におすすめの一本であります。
わたあめのような甘い香りが特徴的で、ほのかに麹を思わせるふくよかな香り。
口に含むと十分な甘味とほのかな旨味を感じ、後半からは甘味を包み込んでくれるような酸味がどっとやってきて、やや余韻長くフィニッシュしていきます。
お酒単体でも杯が進みますが、ハーブの効いたサラダやカルパッチョなど洋風な前菜系の食べ物と合わせやすいかと思います。
特定名称 | - |
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アルコール度数 | 9% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 国産米 |
酵母 | |
酒母 | 速醸 |
長野県佐久市で造る伴野酒造は、「澤の花」「Beau Michelle(ボー・ミッシェル)」の二銘柄が主力。
スッキリ・キレ味の良さが特徴で食事を引き立ててくれる「澤の花」と甘酸っぱくお酒単体でも杯が進む「Beau Michelle」は、互いに対極を成すような酒質ですが、二銘柄とも非常にレベルが高く仕上がっております。
蔵元杜氏である伴野貴之さんは酒造りへのこだわりはもちろん、酒造業界や酒販業界にも一家言ある気鋭の造り手。伴野さんの酒を楽しむのはもちろん、一酒屋として議論を交わすのも非常に勉強になる酒蔵です。