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柔軟な発想と新たな技術で、次の日本酒の可能性を求める「ALPHA」シリーズ。
従来は「異なる2種類の原酒を、自身でブレンドする」コンセプトの商品だったType7ですが、今回は大幅にモデルチェンジ。
今年のType7は、個性的な2種の樽材スティックが付属。これを自身で酒に漬け込むことで、樽のフレーバーを酒に載せて味わっていただくコンセプトになっています。
樽材を漬け込む前のお酒は、兵庫県産山田錦100%使用したもの。
白葡萄や桃を思わせる、さわやかで瑞々しいな香り。
口に含んでみてもフレッシュ感あふれる味わい。透明感もありながら酸味・旨味が美しい彩りを加え、充実感があります。
ゆっくりとキレていくバランスも見事。
ひとこと言っておきたいのは、このお酒単体でも税込5,500円の価値は十分にあると思います。
個性的なコンセプトの商品ではありますが、奇を衒ったものでは決してなく、クオリティを追求した味わいに仕上げています。
樽材スティックはミズナラとホワイトオークの2種類が付属していますが、今回のテイスティングではミズナラを使用してみました。
1時間以上しっかり漬け込むと、スコッチウイスキーを思わせるピートやバニラの香りが感じられるようになります。
味わいにも複雑味や凝縮感が加わり、落ち着きやまろやかさも現れてきます。
日本酒の熟成酒好きの方はもちろん、ウイスキーを好む方にもオススメしたい味わいです。
漬け込み時間が30分以内など短いうちは、元のお酒のフレッシュな果実感も残っており、複合的な味わいを楽しむことができます。
漬け込み前も漬け込み後も、どちらも間違いなく美味しいと言える味わい。あとは漬け込み時間の長短により、お好みのバランスを探ってみてください。
特定名称 | 純米 |
---|---|
アルコール度数 | 17% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 兵庫県産山田錦(精米歩合非公開) |
酵母 | 協会7号 |
酒母 | 速醸 |
奈良県御所市、葛城金剛山系の麓に油長酒造はあります。
油長酒造の名は、元々は精油業を営んでいたことから代々の当主が名乗った「油屋長兵衛」の名に由来。1719年に酒造業に転じ、300年以上の歴史を誇ります。
「奈良酒の伝統を活かし、新たな伝統を創る」無濾過・無加水・生酒の専門ブランド「風の森」は1998年に誕生。
刻一刻と状態の変わる生酒を花に例え、四季醸造により年間を通じて「蕾」の状態で出荷。飲み手には、花開く様子や枯れ行く様子を自由に楽しんでほしいとの願いが込められています。