香りは穏やかめ。白桃やほんのり白ぶどうのような上品な果実香、かすかに乳酸系の酸い香りも感じられます。
口に含むとしっとりした甘さに儚い旨味がそっと乗っかっていきます。柔らかい旨味の余韻に生酛らしい乳感がさっぱりと感じられ、大治郎らしい心地よい苦渋味で後キレはよくフィニッシュしていきます。食欲がそそられるようなコントラスト!
冷酒もよいですが、やはり常温や少しぬるめのお燗でもおすすめ!
特定名称 | 純米 |
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アルコール度数 | 17% |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 2.5 |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 渡船二号(精米歩合65%) |
酵母 | 無添加蔵付き |
酒母 | 生酛 |
「喜量能(きりょうよし)」と「大治郎」を醸す畑酒造は滋賀県東近江に位置します。喜量能は畑酒造代々の伝統を守った造り、4代目蔵元の名を冠した「大治郎」は現蔵元の感性が反映された日本酒です。
畑酒造とSAKE Streetの接点が初めて生まれたのは、「大治郎」の輸出をサポートさせていただいたときでした。大治郎の旨味主体の食事を引き立てる酒質が元々好みでしたが、初めて一緒に仕事をさせていただく中で誠実な人柄にふれ、「畑さんと仕事がしたい」と思い取引をお願いした次第です。