注ぐときめ細やかな滓が絡んでおり、うっすらと濁っております。
ほのかにマスカットやライチ系の爽やかな果実香に、お米を炊いたようなふっくらとした香り、メンソール系の香りも感じられます。
口に含むとなめらかでミルキーなテクスチャー。まろやかで優しい旨味とほのかな甘味の余韻。繊細な酸味がミルキーな旨味を包み込みながら、心地よいほろ苦味と共に口どけよくキレよいフィニッシュを迎えます。春が待ち遠しくなるような青さが楽しめる1本。
フレッシュなミルキーさを楽しむためにもまずは冷酒をおすすめします。
特定名称 | 純米吟醸 |
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アルコール度数 | 15度 |
日本酒度 | -1 |
酸度 | 1.8 |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 五百万石 精米歩合55% |
酵母 | 明利小川酵母 |
酒母 | 速醸 |
栃木県大田原市の銘酒「大那(だいな)」には、大いなる那須の大地のようなスケールの大きい蔵にしたいとの思いが込められています。
現蔵元の阿久津 信さんが蔵を引き継いだ当時、菊の里酒造は財務的にも非常に厳しい状況。2004年に「大那」ブランドを立ち上げ、限られたリソースと向き合いながら、設備や技術の向上に投資をしていき、酒質の改善に努めてきました。その甲斐もあり、鑑評会での受賞や大手メディアに取り上げられたことなどをきっかけにして、急速に人気を伸ばしています。