香りには落ち着きがあり、和梨のような爽やかさと草原を思わせるような青い香りが広がります。
口に含むと優しい甘さと心地よい酸味のアタック。梨様の渋さが余韻に寄り添い、なめらかで沁み込むような味わいが広がります。食を自然とそそる味わいの構成は、まさに秋の深まりと共に移ろう風情を感じさせてくれる一本。
冷酒ですっきりと楽しむのも良いですが、常温から燗酒にかけてはお米のふくよかな風味が広がり、より食中酒としての魅力を発揮します。
特定名称 | 特別純米 |
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アルコール度数 | 16-17度 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 五百万石 精米歩合57% |
酵母 | - |
酒母 | 速醸 |
栃木県大田原市の銘酒「大那(だいな)」には、大いなる那須の大地のようなスケールの大きい蔵にしたいとの思いが込められています。
現蔵元の阿久津 信さんが蔵を引き継いだ当時、菊の里酒造は財務的にも非常に厳しい状況。2004年に「大那」ブランドを立ち上げ、限られたリソースと向き合いながら、設備や技術の向上に投資をしていき、酒質の改善に努めてきました。その甲斐もあり、鑑評会での受賞や大手メディアに取り上げられたことなどをきっかけにして、急速に人気を伸ばしています。