自然栽培の改良信交を90%とあまり削らずに。天然の乳酸菌の力を活用した生酛づくりで、搾らず発酵の成分を余すところなくいただける、どぶろく。
2021年誕生の新しい酒蔵という点も含めて、生命力にあふれた、超・自然派なSAKEです。
ヨーグルトを思わせる香りに、炊いた白米、そして和三盆のような甘さのある香り。少し青草のようなさわやかさも感じます。
微炭酸で、ほどよい甘さ。生酛の特徴である酸は、柔らかく甘さを包み込むようなニュアンスで現れています。
飲み口は非常にスムースで、どぶろくの米・米麹をよく「溶かす」のはさすが造り手・岡住さんの技術と感じます。
食事はかなり万能に合わせることができますが、やはりお肉料理に合わせたくなります。ローストビーフやステーキ、焼肉など食欲が湧くお料理と一緒に味わいたいですね。
特定名称 | - |
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アルコール度数 | 14% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 秋田県産 改良信交100% |
酵母 | - |
酒母 | 生酛 |
2021年、秋田県男鹿市に新しい酒蔵が誕生しました。蔵の名前「稲とアガベ」は、日本酒とテキーラ、それぞれに魅せられた夫婦2人で立ち上げたプロジェクトだったことに由来します。
日本酒は製造免許の国内向け新規発行が禁止されているため、「その他の醸造酒」としてどぶろくや副原料を使ったクラフトSAKE、そして国内では販売できない「輸出専用」の日本酒醸造をスタート。さらに、自然栽培の米づくりそして男鹿を観光地として活性化するためのさまざまな取組みも行っています。
70年以上ぶりの新規免許の解禁を正面から突破しようとする稲とアガベ。その事業とお酒は日本酒の未来を見せてくれるようで、ワクワクさせてくれます。