
畑酒造が創業当初から手がけてきた銘柄“喜量能(きりょうよし)”。
明治期に「愛国」「亀ノ尾」と並び三大品種と称された「神力」は、もとは「器量良(きりょうよし)」が由来とされています。
その名にご縁を感じた畑さんが、自社で神力米を栽培し、生酛仕込みで丁寧に醸した純米吟醸がついに登場です。こちらは火入れverとなります。
香りはふくよかで、穀物調の香りと青さを感じる香り、ほのかにミルキーなニュアンスが後を追いかけます。
口に含むと落ち着きのある柔らかな甘さのアタック。食をそそるようなきめ細やかな酸味が全体を包み込みます。ふっくらとした旨味と酸による心地よい飲みごたえ。ほのかな穀物感が味に立体感をもたらし、米旨感と共にキレよいフィニッシュを迎えます。。
常温~燗酒で、様々な温度帯でお楽しみいただきたい1本です。
| 特定名称 | 純米 |
|---|---|
| アルコール度数 | 16度 |
| 日本酒度 | +4 |
| 酸度 | 2.4 |
| アミノ酸度 | - |
| 使用米・精米歩合 | 神力米(精米歩合55%) |
| 酵母 | 無添加蔵付き |
| 酒母 | 生酛 |
「喜量能(きりょうよし)」と「大治郎」を醸す畑酒造は滋賀県東近江に位置します。喜量能は畑酒造代々の伝統を守った造り、4代目蔵元の名を冠した「大治郎」は現蔵元の感性が反映された日本酒です。
畑酒造とSAKE Streetの接点が初めて生まれたのは、「大治郎」の輸出をサポートさせていただいたときでした。大治郎の旨味主体の食事を引き立てる酒質が元々好みでしたが、初めて一緒に仕事をさせていただく中で誠実な人柄にふれ、「畑さんと仕事がしたい」と思い取引をお願いした次第です。