“楽の世”は熱掛け四段という仕込み方を用いているのですが、こちらの商品は四段目に投入するお米を入れすぎた!という変わり種となっております。初年度は、四段目のお米を入れすぎたことにより大幅に日本酒度がマイナスに振り切ってしまったそうで‥。ただ出来上がった商品の評判がよく、以降わざと入れすぎちゃっている限定品です。
注ぐと少しアイボリー色をしております。
香りは芳醇で、ドライマンゴーや完熟パインのような果実香にメンソール系の爽やかな香り。かすかにスパイシーな要素も楽しめます。
口に含むとほのかにとろみのあるテクスチャーで広がるトロピカルな果実味!通常の楽の世より濃密な甘さ。爽やかな柑橘調の酸味と立体感のある旨味の余韻。飲みごたえもありますが、酸もあるため引けは軽やか。
冷酒もよし、お燗にするなら50度くらいがおすすめ!暑い夏には氷を1個浮かべて飲んでいただくのも◎
仕様
特定名称 | 純米 |
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アルコール度数 | 18% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 国産米(精米歩合70%) |
酵母 | - |
酒母 | 山廃 |
丸井合名(愛知県)の旗艦銘柄である「楽の世」は、骨太で濃淳な酒で知られています。私自身、2020年に初めて飲む機会があり、衝撃を受けた日本酒の一つでした。その後、現店長を務めている本田も大好きな酒の一つということが判明し、是非扱いたいと思っていたところ、ご縁があり取引させていただくことになった次第です。
6月下旬に蔵訪問を予定しており、後日追記いたします。