ライチを思わせるフルーティーな香りに、草原のような爽々しさ。
口に含むと、ほのかな甘味とふくよかな旨味。そこに酸味がそっと寄り添い、後から来る苦味はいかにも新酒らしいフレッシュさとキレの良さを感じさせます。
新酒なので冷酒でフレッシュさを楽しむのがオススメと言いたいところですが、45-50℃あたりの燗がこのお酒の特徴である甘旨をより感じられて個人的にGoodです。(もちろん冷酒も美味しいですよ)
テイスティングと称して色々飲んでいたら、中々の量が減ってしまうくらい抵抗なくスイスイ入ってきます。飲みすぎご注意を!
特定名称 | 純米吟醸 |
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アルコール度数 | 15% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 山田錦(精米歩合60%) |
酵母 | 協会9号 |
酒母 | 速醸 |
「天美」を醸す長州酒造は2020年、山口県下関市で「生まれ変わった」酒蔵です。県内企業の長州産業が2018年に事業承継、新たな蔵を建設したうえで他蔵で修行を積んできだ藤岡美樹さんを杜氏として迎え入れ、酒造りをスタートしました。
「微差は大差」を合言葉に醸す「天美」は、完成度の高さこそがその特徴。甘味と酸味のバランスとキレの良さ、美しい飲み心地は、藤岡杜氏率いる製造チームによる妥協のない酒造りから生まれます。