「微差は大差」をスローガンに破竹の勢いが続く長州酒造の「天美」。今回の新商品は根強いファンを抱える岡山の酒米「雄町」を使用した純米吟醸酒です。
香りは穏やかで、洋ナシを思わせるような香りと酸い香りをほのかに感じます。
口に含むとぴちりとしたガス感。優しくシルキーな甘味はまるで洋梨。その後、心地よい酸味と混じり合い、絶妙なバランスでじゅわりと口の中に広がっていきます。
酸味の後では程よい渋味や苦味が顔を出し、程よくアルコール感があります。後味はややキレも感じつ、余韻長めにフィニッシュ。
冷酒できりりとお楽しみ頂きたいですが、お燗も間違いなく映えます。
洋風ドレッシングのサラダ、カルパッチョなど天美の持つ独特の洋梨系の華やかなフレーバーとマッチします。
特定名称 | 純米吟醸 |
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アルコール度数 | 15% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 赤磐雄町(精米歩合50%) |
酵母 | 協会901号 |
酒母 | 速醸 |
「天美」を醸す長州酒造は2020年、山口県下関市で「生まれ変わった」酒蔵です。県内企業の長州産業が2018年に事業承継、新たな蔵を建設したうえで他蔵で修行を積んできだ藤岡美樹さんを杜氏として迎え入れ、酒造りをスタートしました。
「微差は大差」を合言葉に醸す「天美」は、完成度の高さこそがその特徴。甘味と酸味のバランスとキレの良さ、美しい飲み心地は、藤岡杜氏率いる製造チームによる妥協のない酒造りから生まれます。