リンゴやアプリコット、バナナを感じたかと思えばマンゴーのような、芳醇な果実香が楽しめます。
口に含むと、かすかなガス感と共に密度の濃いトロピカルな甘味が感じられます。とろんとした甘旨味を上品に包み込む心地よい酸のニュアンス。ほんのりレーズンバターなニュアンスも感じつつ、リッチでゴージャスな余韻に思わずうっとり。
キリリと冷えた状態もよいですが、少し温度が上がった時のふくらみ感もおすすめです。
特定名称 | 純米吟醸 |
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アルコール度数 | 15.5% |
日本酒度 | 非公開 |
酸度 |
非公開 |
アミノ酸度 | 非公開 |
酒米 | 岡山県産雄町 精米歩合60% |
酵母 | 非公開 |
酒母 | 速醸 |
山口県の銘酒「わかむすめ」は新谷義直さん(社長)・文子さん(杜氏)のご夫婦2人で造られています。わかむすめに初めて出会ったのは2018年で、山口県酒造組合による都内の試飲イベントでした。最近では、華やかでフルーティーな日本酒は数多くあります。しかし「わかむすめ」にはそれだけではない、清らかさ・格調高さを感じ衝撃を受けたのを覚えています。
近年は、全国新酒鑑評会で金賞、フランスの鑑評会であるKura Masterでは最優等のプラチナを受賞するなど、コンペティションで数多くの賞に輝いており、やはり私の舌は間違っていなかったと再確認した次第です。