香りはおだやかめ、新緑のような青さを感じる香りに和柑橘調の爽やかな香り、ほのかにミルキーな要素が楽しめます。
口に含むと優しい甘味のアタック。味わいに立体感を生み出す生酛由来の乳酸感とシックな旨味を余韻長く楽しめます。ほんのりビターなキレ感や柑橘調のニュアンスが後味を引き締め、キレの良さも感じられる1本。アルコール度数もそこそこあり、飲みごたえも楽しめます。
冷酒もよいですが、常温に近づくとより立体感のある旨味がふくらみ、ゆったり時間経過を楽しめる1本です。
特定名称 | 純米 |
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アルコール度数 | 17% |
日本酒度 | +2 |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
使用米・精米歩合 | 山田錦(精米歩合75%) |
酵母 | - |
酒母 | 生酛 |
神奈川県の北西部、丹沢山地を源とする中津川の恵み豊かな愛甲郡愛川町にある大矢孝酒造。創業は1830年、8代目蔵元の大矢俊介さんが蔵に戻ってからは徐々に普通酒・本醸造の製造を減らしていき、2009年から全量純米に切り替わりました。東京でも高い人気がありながら、今でも地元の流通を重視している「地酒」。
2011年から立ち上げた「昇龍蓬莱」は生酛造りにより、しっかりとした燗上がりのする酒質を実現しています。