穏やかな乳酸系の香りや、ほのかにナッツを想起させるような香りがします。
口に含むと穏やかでまるみのある甘味が広がります。寄り添う酸味は優しく、透明感のあるクリアな飲み心地。ふくよかなお米の旨味にほのかに渋味を感じつつ、後味は心地よくキレていきます。
生原酒はふくよかボディな印象ですが、こちらの火入れは透明感のある飲み心地で、また表情が違って楽しいなとしみじみ…。
こちらも冷酒が個人的にはおすすめですが、少し温度帯が上がるとまたボディの感じ方も違って、なお楽しいです。
特定名称 | 純米吟醸 |
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アルコール度数 | 16% |
日本酒度 | 非公開 |
酸度 |
非公開 |
アミノ酸度 | 非公開 |
酒米 | 雄町 精米歩合60% |
酵母 | 非公開 |
酒母 | 速醸 |
山口県の銘酒「わかむすめ」は新谷義直さん(社長)・文子さん(杜氏)のご夫婦2人で造られています。わかむすめに初めて出会ったのは2018年で、山口県酒造組合による都内の試飲イベントでした。最近では、華やかでフルーティーな日本酒は数多くあります。しかし「わかむすめ」にはそれだけではない、清らかさ・格調高さを感じ衝撃を受けたのを覚えています。
近年は、全国新酒鑑評会で金賞、フランスの鑑評会であるKura Masterでは最優等のプラチナを受賞するなど、コンペティションで数多くの賞に輝いており、やはり私の舌は間違っていなかったと再確認した次第です。