酒ナビとSAKE Street 3年目について

もう昨年の話になってしまいますが、2021年11月18日はSAKE Streetがオープンして2回目の誕生日でした。2019年にオープンしてすぐにコロナ禍となり、一時はどうなるかと思いましたが、皆様のおかげで何とか3年目に突入できました。

多くの方にお集まりいただいた2周年イベントでも触れた内容ではあるのですが、3年目に取り組むことは「日本酒選びのハードルを下げる」です。

 

この取り組みの前提は、日本酒はもっと高く評価されるべきだと信じていることにあります。言い換えると、日本酒の商品そのものは良いにも関わらず、認知・興味が低空飛行で選択のハードルも高いため、幅広い消費者に行き渡っていないという仮説があります。この仮説が誤っていたら、SAKE Streetは消滅する可能性が高いでしょう…。

 

酒ナビ

先日リリースした「酒ナビ」も日本酒選びのハードルを下げることを目的としています。自分の好みに合った日本酒を手軽で科学的に高い確率で判定できるツールです。
 

世の中に類似コンセプトの推薦ツールはありますが、店頭に訪れないといけなかったり、経験知(あえてここでは勘と呼びましょう)を基にしているものがほとんどです。

酒ナビはオンライン上で完結する手軽さと、東京大学の研究室による味覚データ収集のサポートをいただき、機械学習によって推薦するという科学的に信頼性のある手法を採用している点が特徴です。UIなどに未熟な部分がいろいろあるので、改善を積み重ねてより使いやすいものにしていく予定です。

日本酒の真の競合は、他の日本酒銘柄ではなく、缶ビールやチューハイ、ワイン、ウイスキーなどの他の酒類です。どの日本酒を選んで良いか分からないために、日本酒を選択しないという消費者は少なくないと思います。日本酒を選びやすい世の中にすることで「今日はどれを飲もうかな…」と考えている消費者に、酒類として日本酒を選択していただく確率を増やすことこそがSAKE Streetの仕事と考えております。

 


国外市場を見据えて

「10年後に何がしたいのか?」

上記は敬愛する地酒屋こだまの店主タケさんから投げかけられた問いですが、即座に「国内だけでなく海外でも活動していく」と答えたことを覚えています。


タケさんと、SAKE Streetの仕事に関わっていただいているメンバーと

SAKE Streetはまだ国内市場ですらプレゼンスを出せていないですし、海外市場へはインバウンドのアプローチに応えて日本酒を輸出しているにすぎない状況ですが、海外市場へ積極的にアプローチするための方針を、国選定や進出方法などをより具体化していくこともやっていきます。タケさんへの回答内容を10年といわず前倒しで実行できるように動いていきます。

 

最後に

とはいいつつも結論として、国内であろうと海外であろうと目の前のお客さまに満足していただくことを積み重ねていくことが、結果として日本酒で楽しむ人口を増やしていく根本なのだろうと思っています。一本一本の提供を真摯に行いつつ、マクロ的な視点として、目の前のお客様に接する面の部分を広げていく活動をしていきたいと思っております。

 3年目のSAKE Streetもよろしくお願いいたします!