SAKE Streetの楽しみ方:第2回「角打ち(おすすめセット編)」

おいしい日本酒を少しずつ飲み比べしたい!季節限定酒や珍しい日本酒に出会いたい!気に入ったお酒は買って帰りたい!そんな望みを叶えてくれる日本酒専門店がSAKE Street浅草橋店です。

本シリーズ「SAKE Streetの楽しみ方」では、今回初めて酒ストを訪れるライター・みさきが、ビギナー視点でお店を存分に楽しむコツを全7回にわたってご紹介します。第2回は、酒スト店頭での「角打ち」について解説します。

目次

角打ちとは

酒屋の店内でお酒を飲む「角打ち(かくうち)」。立ち飲みスタイルが一般的で、リーズナブルな価格でさまざまな日本酒を飲み比べることができます。

日本酒専門店で飲むのは、日本酒通な人ばかりで敷居が高そう……と思うかもしれませんが、SAKE Streetは気さくなスタッフが何でも教えてくれるので、初心者でも気軽に角打ちを体験することができます。

全国30蔵以上、常時約100種類の日本酒がそろっているので、もちろん日本酒好きの人も満足すること間違いなしです!


壁一面に並ぶ日本酒は圧巻!

おすすめセットを頼んでみよう!

「日本酒を自分で選ぶのは難しい」「まずはお店のおすすめを頼みたい」という人は、「3種飲み比べ(各45ml)」セットから注文してみるのがおすすめです。1杯ずつ選んで頼むより、少しお得に飲み比べができるのもポイント!メニューはカウンターの上の黒板に書かれています。

季節限定、味わい、都道府県などをテーマにしたセットが8種類あり、メニューは約2週間に1度変わります。1杯ずつ好きなお酒を選ぶこともできますが(詳しくは第3回の記事で紹介します)、この飲み比べセットだけでも酒ストこだわりの日本酒を堪能することができます。

取材日は灼熱の8月だったので、リフレッシュ感を期待して「夏酒セット」を頼んでみました。角打ちは、キャッシュオンデリバリーで都度会計となっています。支払いを終えると、スタッフが1杯ずつ量をはかってグラスに注いでくれます。お酒の色調と香りの広がりを感じられるよう、ワイングラスを使っているそう。

それぞれのお酒の特徴や、おすすめの飲む順番を説明をしてもらい、いざ試飲!

今回の夏酒は「わかむすめ Tropical Bunbun 純米吟醸 うすにごり 無濾過生原酒」「星降る夜のshirakiku 純米 無濾過生原酒」「真上 純米吟醸 生原酒」の3種類。教えてもらった通りに、まずはこの順番で一口ずつ飲んでみます。

山口県・新谷酒造の「わかむすめ」はラベルの絵柄のポップなイメージ通り、トロピカル感のあるジューシーな味わい。発泡感たっぷりで、暑い日のクールダウンにぴったりです。

京都府・白杉酒造の「shirakiku」は酒米ではなく、食用米のコシヒカリを使用しているそう。ミネラル感と酸味が調和した大人な飲み口で、ほのかにガス感があり爽やかです。

茨城県・村井醸造の「真上」はうまみと果実味が際立ち、青リンゴのような爽やかな香りが広がります。ひと口に夏酒と言っても、飲み比べてみるとそれぞれ特徴が異なり驚きました!

お酒の仕入れによってセット内容は変わるので、まさに一期一会ですね。

さらに、日本酒だけでなく、クラフトサケやミードの飲み比べセットも用意されています!取扱店が少ない希少なお酒を、手ごろな値段で飲み比べができるのは酒ストの角打ちならではですね。

日本酒を美味しく飲むには欠かせない和らぎ水も1本100円(500ml)で販売しているので安心です!

まとめ

酒ストの角打ちは、親しみやすいスタッフと圧巻のラインナップで、角打ち初心者からマニアまで大満足間違いなし。

季節限定酒やクラフトサケをお得に飲み比べができるセットが10種類以上も用意されているのは酒ストならでは。まずは気になるセットを注文して、お酒を飲みながら次の1杯をじっくり考えてみるのが個人的にはおすすめです!

何を頼めば良いか迷ってしまう人も、つい同じ系統を選びがちな人も、ぜひおすすめセットで新たな日本酒との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

シリーズ:SAKE Streetの楽しみ方