こんにちは、SAKE Street Media インターン生の榎本です。
この度、大学院卒業(と、それに向けた追い込み)に伴い、約2年間お世話になったサケスト編集部を卒業することになりました。
そこで本記事では、サケスト初のインターン生である私がどんなことをしていたのか、サケストインターンではどんなことができるのか。おすすめポイントや大変だったことを振り返り、紹介します!
インターンを始めたきっかけ
大学院入学時、就職に対する意識が限りなく低かった中で、「さすがに何かやらないとマズい!」と危機感を抱き、大好きな日本酒に関われるインターン先を探したのがきっかけです。
飲むことはもちろん、日本酒の歴史や文化的な側面が特に好きだったので、そういった記事を掲載しているSAKE Streetに関われたら楽しそうだと思い、代表メール宛に「突然すみません、御社で何かやりたいです!」とメールを送ったところ、編集長の二戸さんを紹介してもらい、面談を経て、インターンがスタートしました。
こんなことをやっていました!
企画の立案
編集部では毎週定例ミーティングがあり、その際に自分が考えた企画のプレゼンを行います。そこで、編集長の二戸さんと編集者のSakiさん(木村咲貴さん)から「ええやん!やるぞ!!」とGOサインが出ると、企画が本格的に動き出します。
初めて自分の企画が記事になったのは、「日本酒の四合瓶がらくらく入る一人暮らし用冷蔵庫を選ぶ」です。もともと、私用で冷蔵庫を探していたのですが、途中で「このプロセス、第三者から見てもおもしろいかも?」と思い、案として提出したところ、二人からの反応も良く、「おもしろ系の記事にしよう!」や「ヨドバシカメラで撮影しよう!」などとアイデアを補強してもらいました。
ありがたいことに、公開時かなりの反響をいただいたのですが、「記事を参考に冷蔵庫買いましたよ!」という方には、いまだ誰一人として会えていません。
調査、構成案の作成
記事で扱う内容について調査を行い、構成案を作成し、ライターさんに発注する業務や、記事のリライトとして反映する業務も行っていました。
例えば、「酸度」という記事は私が構成案を作っていますが、論文や他サイトの情報をリサーチしました。また、「SAKE Street Database: 全国新酒鑑評会データベース」では、酒蔵名や銘柄名を徹底的に調べて、重複するデータの整理や統合を行う業務などを担当しました。
かなり地味で地道な作業なのですが、より良い記事にするためには必要不可欠であり、また、知識欲が満たされていく業務なので私は大好きでした。
取材・執筆
現地に行ってお話を聞いたり、撮影した材料をもとに、実際に記事を書く作業です。初対面の人とやり取りするコミュニケーション力や、編集で大量に赤入れされてもめげない心が育ちます。
初めて書いた「冷蔵庫」記事では、修正指示の数は500を超え、原型をとどめないくらい真っ赤っかな校正原稿をいただきました。最初は「うわっ...私の原稿、酷すぎ....?」とショックを受けましたが、どれも納得できる指示でしたし、同じミスを繰り返さないよう意識して執筆するうちに、修正の数も減りました。
私が執筆した記事をいくつか紹介します。読んでもらえたら嬉しいです。
メディア記事
- ・「飯能の自然・生物多様性と共に」を第一に掲げる酒造り- 埼玉県・やまね酒造
- ・日本酒造りを研究開発でサポート:各県にある工業技術センターってどんなところ?
- ・日本酒のコンテストにはどんなものがあるの? - 審査基準や受賞率など、29コンテスト分を総まとめ
ECサイト記事
- ・「日本酒同人誌」ってなに? - 日本酒への愛を雑誌に込める人たちに話を聞いてみた
- ・【ジャンクフードペアリング】カップヌードルに合う日本酒を、ペアリングの達人に教わってきた
- ・【にっぽん全国普通酒の旅】第3回・山形県鶴岡市
卒業後もたまに書きに来るつもりです。少なくとも、まだ試していないジャンクフードがありますからね!
サムネイル画像の作成
X(旧Twitter)の投稿で、サムネイルに記事タイトルが表示されなくなる仕様変更があったころ、「クリック率を上げるために、サムネイル画像に文字を載せよう!」という方針になり、その業務を担当していました。
サケストのサムネイル画像の中には、デザイナーさんにお願いしているものもありますが、文字が載っているだけのサムネの多くは私が作っていました。「この位置に、この言葉しかない!」というような、「会心の配置」を見つけた際の気持ち良さは半端じゃないです。
また、日本酒新規ビジネスカオスマップのマップ画像作成も担当しました。
テクニカルな編集ができるわけではありませんが、Photoshopやillustratorを使って画像編集することは多かったです。
原稿データの反映、記事の公開
インターン初期から終盤まで、ずっと担当していたルーティンワークです。
サイト上で記事が問題なく、見やすく表示されるよう対応する作業で、文の表示形式や画像の調整などを行っていました。
また、記事の公開に伴って行うXでの告知ポスト作成も担当していました。おそらく、この記事の告知ポストも自作自演しているはずです。
サケストインターンのココがおすすめ!
続いて、サケストインターンのおすすめポイントはどこなのか。しっかり紹介したいと思います。
大好きな日本酒に、ガッツリ関わることができる!
言うまでもなくいちばんの魅力だと思います。日本酒に関係のない業務はほぼありません!
「インターン生は雑用!お茶出し!」というようなこともありません。インターン生といえど、貴重なメディア運営要員の一人として、しっかり日本酒に関わることができます。
編集長との距離も近いです。近いというか、ほぼ隣みたいな感じです。編集部はインターン生含めて3人体制ですからね。
メディア運営に関する幅広い業務を経験、成長できる!
アイデアが実際に形になるまでの過程を間近に体験しながら学ぶことができます。どんな場面で、どのように人が動き記事が作られているのか。そのプロセスの中に、自分も参加できるのは貴重な体験だと思います。
また、文章を書く力がつきます。紹介したように、執筆は業務の一端に過ぎないのですが、インターン開始時期と比べると、記事の書き方は明らかに変わりました。「編集」でご飯を食べている方から、直にフィードバックをいただけるのはありがたいですし、大変勉強になります。
加えて、社会人的な仕事の進め方を指導してもらえる点も魅力です。スケジュールの考え方や、タスクの分解、関係者との連絡方法など、しっかり教えていただけます。私はタスク管理が苦手で重点的に指導してもらったのですが、こういった部分を教えてもらえるのが、インターンとアルバイトの大きな違いではないかとも思います。
人間関係で悩まない!(はず)
新しい環境への不安として、「周りの人とうまくいかなかったらどうしよう」というのは定番だと思いますが、編集部のお二人をはじめ、インターンでお世話になった方は本当に良い人たちばかりでした。しっかりご指導いただきつつ、かわいがってもらった実感があります。
少なくとも、私が人間関係で悩んだ瞬間はありませんでした。これって、結構すごいことですよね。
業務はフルリモート!
インターン業務のほとんどはリモートで完結します。PCさえあればどんな場所でも作業ができるので、帰省のタイミングなどで非常に助かります。
アルバイトあるあるの「帰省で長期間シフトを抜けるのは気が引ける……」ということが起こらないのはとっても気楽でした。
サケストインターンのココが大変かも…
逆に「ココはちょっと...」というポイントももちろんあります。忖度なしでお送りします。
スピード感が求められる
時間帯問わず連絡が来ますし、二戸さんとSakiさんのレスポンスが基本的に爆速なため、こちらもスピード感を意識せずにはいられません。この点は、人によっては神経を使うかもしれません。
ただし、深夜に連絡が来て「明日の朝までお願い!」ということは一切なかったので、その点はご安心ください。
また、フルリモートの副作用かもしれませんが、インターンと実生活がシームレスになりがちです。起きている間、脳内には常に「日本酒」の3文字が漂いますし、気づけば「これ企画になるかな〜」と考えるクセがついてしまいした。
業務の進め方があまりマニュアル化されてない
編集長の二戸さんが言うには、マニュアルがまだそれほど整備されていない環境らしいです。
私は「やりながら覚えよう!」タイプの人間なため、特に大変だった認識はないのですが、事前に説明書を熟読したいタイプの方には辛い環境かもしれません。
しかし、卒業を迎えるにあたり、私の担当業務のマニュアルをしっかり整備中です。引き継ぎ期間も長めに設定されているので、安心してください!
(今は)新卒採用がない
場合によっては、一番痛いポイントかもしれません。
長期インターンというと、そのまま会社に新卒採用される話をよく耳にしますが、サケストには(今は)それがありません。割り切って考える必要があります。
来たれ!サケストインターン!!
数えきれないほどの貴重な経験、多くの方にかわいがっていただいた幸せなインターンでした。後悔などあろうはずもありません。
ここでしかできない体験、後悔のないインターンが、SAKE Street Meidaには確実にあります。興味のある方はぜひご応募ください!
SAKE Street 編集部 学生インターン募集要項はこちら