出会いと別れの季節、4月。就職祝いや栄転祝いなど、新たなスタートを切る人が多いこの時期は、お祝いや感謝の気持ちを伝える贈りものを選ぶ機会も増えます。
「おめでとう」「これからも頑張ってね」
そんなあなたの気持ちを、日本酒に込めて贈ってみませんか?
日本酒の銘柄の名前には、縁起の良い言葉を使ったものや、酒蔵の想いや願いが込められたものが数多く存在します。相手への想いにぴったりの意味が込められた日本酒を選べば、あなたの気持ちはきっと伝わるはず。
今回は、SAKE Streetのお酒の中から、シーン別におすすめの銘柄をご紹介します!
昇進・栄転祝い、入学・就職祝いなど、新たな門出を祝うシーン
一歩己(いぶき)
※店頭販売のみ
福島県・豊国酒造の一歩己(いぶき)という名前には「一歩ずつ己の歩みで進んでいくという思い」と「生命が芽吹く瞬間を表す『息吹き』という意味合い」が込められているといいます。まさに、入学や就職シーズンであり、たくさんの植物が芽吹く春にぴったり。未来への希望を込めて、新たな門出を祝うシーンに贈ってみてはいかがでしょうか。
天下錦(てんかにしき)
三重県・福持酒造場の天下錦(てんかにしき)は、日本書紀に登場する皇族・倭姫命(やまとひめのみこと)がこの地に滞在したときに錦を献上したというエピソードに基づき、「天下にとどろく錦たれ」という願いを込め命名された銘柄です。「天下にとどろく錦たれ」とは、現代語に訳すと「世間に広く名声が轟き、輝かしい成功を収めてほしい」という意味になります。昇進・栄転祝いとしてこのエピソードとともに届ければ、相手に思いが伝わるはず。
お歳暮・お年賀など、年末年始の挨拶
金鼓(きんこ)
奈良県・大倉本家の金鼓(きんこ)は、年の初めにその年の繁栄を願う伝統芸能・「萬歳」好きの初代が「まんざいの いおうてうてや きんつづみ」という祝いの言葉にちなんで名付けた銘柄です。家族や親しい友人たちが集まり、共に新しい年を祝うお正月。ラベルに描かれた萬歳の登場人物、太夫と才蔵の愛らしい表情が、場を和ませ、笑顔あふれるひとときを演出してくれるでしょう。年末年始の贈り物に、金鼓を選んでみてはいかがでしょうか。
福司(ふくつかさ)
北海道・福司酒造の福司(ふくつかさ)は、「福を司る、福を招く、幸を呼ぶ」という願いが込められたおめでたい銘柄です。新年に日本酒をいただくことは、一年の厄を払い、福を呼び込む縁起担ぎになりますが、福司はまさに適役。お正月にご家族や大切な方々と一緒に飲めば、その年はいいことがありそうです。
誕生日・賀寿祝いなど、長寿を祝うシーン
信州亀齢(しんしゅうきれい)
「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、亀は古来より長寿を象徴する縁起の良い生き物とされています。長野県・岡崎酒造の信州亀齢(しんしゅうきれい)は、まさにこの長寿にあやかった銘柄です。人生の節目となる長寿のお祝い。還暦、古希、喜寿、傘寿、米寿、卒寿、白寿……。大切な方の長寿を祝う特別なシーンにこれほどふさわしい銘柄はないでしょう。
開業・開店祝い、周年祝い、株式上場祝いなど、事業の発展を願うシーン
辨天娘(べんてんむすめ)
鳥取県・太田酒造場の辨天娘(べんてんむすめ)は、七福神の一柱である弁財天に由来する、縁起の良い銘柄です。金運や商売繁盛の神として広く信仰されている弁財天は、単に金運をもたらすだけでなく、知恵や才能も司るとされています。新しい事業を始める時、事業の発展を願うシーンにに辨天娘を贈れば、ご利益にあやかれそうです。
新築・改築祝い、地鎮祭など、家の繁栄を願うシーン
土田(つちだ)
群馬県・土田酒造の土田(つちだ)は、土地の神に由来する銘柄です。日本酒は古来より神事で神様にお供えされてきましたが、地鎮祭もまた、日本酒を奉納し、その土地の神様にご挨拶をする大切な神事です。「土田」のロゴマークの元となったのは、「土主に酒をふりかけている字形」。土地との深い繋がりを象徴するこのお酒は、新たな住まいを祝い、家の繁栄を願うのに最適。これから始まる新しい生活への期待に胸を膨らませながら、家族や親しい友人たちと酌み交わす。そんな特別な時間のお供に「土田」を贈ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
お祝いの気持ちを伝える贈り物として、日本酒は最適な選択肢の一つです。
今回ご紹介した銘柄は、いずれも縁起の良い意味合いを持ち、贈る相手への想いをより深く伝えることができるでしょう。
それぞれの銘柄が持つ背景や意味を知ることで、お祝いのシーンにふさわしい一本を選ぶことができます。相手の好みやシーンに合わせ心を込めて選んだ日本酒で、記憶に残る素敵なひとときを演出してみてください!
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