【レンチンするだけ!で優勝おつまみ】冷凍そら豆で作るずんだ餅!甘いもので飲ろう

ずんだ餅とお酒

お正月のお餅、余っていませんか?お雑煮やお汁粉など、定番の食べ方もいいけれど、ひと工夫してお酒に合う餅スイーツに変身させるのはいかがでしょう。

今回は、宮城県の郷土料理「ずんだ餅」コンビニ食材で作ります。餡もお餅もレンチンするだけなのでとっても簡単です。

「和菓子とお酒?」と思うかもしれませんが、甘じょっぱくて意外にもベストマッチング。新たなペアリングの世界をお楽しみください。

目次

今回のメニュー:冷凍そら豆で作るずんだ餅

枝豆で作ることの多い「ずんだ」。薄皮を取ったりフードプロセッサーを使ったりと工程が多いのですが、そら豆なら手間いらず。家によくある道具で簡単に作れます。

メインに使うのは、冷凍の塩ゆでそら豆。旬の時期でなくても、コンビニやスーパーで一年中手に入る便利な食材です。冷凍とあなどるなかれ、ほっくりした食感と風味もしっかりあって、おいしいずんだ餡になりますよ。

材料(作りやすい量)

材料

  • ・切り餅 1〜2個(食べたい分だけ)
  • ・塩ゆでそら豆 1袋(150g)
  • ・砂糖 小さじ2
  • ・水 大さじ1
  • ・バター 小さじ1/4

調理時間:10分

作り方

❶そら豆を電子レンジで温める(500Wで2分20秒)
※セブンイレブンの塩ゆでそら豆は袋のままレンチン可
(お手元の商品の表示に合わせて調整してください)

そら豆

❷粗熱が取れたら皮を取り除いてすりつぶす
※マッシャーがなくても、フォークやスプーンの背でつぶせます
(今回は、みそこし器を使いました)

そら豆をすりつぶす

❸すりつぶしたそら豆に【水大さじ1・砂糖小さじ2・バター小さじ1/4】を加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やす
※今回はチューブバターを使いましたが、固形バターの場合は電子レンジ
500Wで2分ほど温めると混ぜやすくなります

水大さじ1・砂糖小さじ2・バター小さじ1/4を加えて混ぜた、そら豆

冷蔵庫に入れると数分で冷えます

冷やしたそら豆

❹切り餅を約2cm角に切り、耐熱皿に入れてひたひたの水を加え(分量外)、電子レンジ500Wで2分加熱する

耐熱皿に入れた水と切り餅

温めすぎると餅が溶けてしまうので、様子を見ながらご調整ください

あたためて膨らんだ餅

餅が1.5〜2倍にふくらめばOK!

❺お餅にずんだ餡をのせる

お餅にずんだ餡をのせる

これだけでできあがり!

砂糖は上白糖やグラニュー糖など、ご家庭にあるものでOK。お好みに合わせて小さじ2〜3くらいで調整してみてください。

そら豆の風味にバターのコクをプラスすることで、全体がほどよくまとまります。甘じょっぱさが、これまたお酒に合うんですよね。

ちなみに、バターを多めに入れるとパンにも合います。焼いたバゲットにのせるのもいいですよ。その場合は、スパークリング日本酒やうすにごりとペアリングするのがおすすめです。

バケットのずんだ餡のせ

このおつまみに合わせたいお酒

LIBROM プロスペクトハイツ 柚子と煎茶(店頭限定販売)

LIBROM プロスペクトハイツ 柚子と煎茶

福岡県福岡市「LIBROM」×アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン「SAKE Brooklyn Brewing」コラボのクラフトサケ。愛媛県「大久保農園」の青柚子の皮と、福岡県「伊藤製茶」の上煎茶の茶葉を使用した、華やかで上品なお酒です。

まずはキリリと冷やしてから飲みましょう。口に含むと細やかな泡とともに柚子の香りが広がり、茶葉と米のやわらかな甘みがふくらんだあと、最後に柚子の皮の渋みが締めてくれます。ピンと張った冬の空気にぴったりのお酒です。

ずんだ餅でほっこりしたところにシュワっと広がる爽快感そら豆の独特な風味と、バターのコクにも負けない、スッキリとした柚子の香りがたまりません。茶葉のいい香りも手伝って、贅沢なおやつタイムになります。お休みの日の昼下がりに味わいたいセットです。

そして、温めて飲むのもお忘れなく。

LIBROM プロスペクトハイツ 柚子と煎茶

60℃ほどの熱燗だと、酸が前面に出ます。柚子をそのままかじったかのような柑橘系の酸味が広がるので、レモンサワーなどの酸っぱいお酒が好きな方はハマってしまうかも。

酒スト店長・ぽんさんのおすすめ、40℃ほどのぬる燗では、柚子の苦味がやわらいで、まろやかな味わいに変化。緑茶のような甘みも感じられて「ほっこり感」が増します。

和スイーツに柚子と茶葉のクラフトサケ、抜群に合います!

こちらもおすすめ

LIBROMを手に入れるのが難しければ、うすにごりのお酒を合わせてみてください。シルキーな口当たりとやわらかな酸のお酒が多いので、甘塩っぱいずんだ餅にも寄り添ってくれるかと思います。

おすすめは「流輝 純米吟醸 初搾り おりがらみ生」

ピチッと微発泡。こちらもキリリと冷やして、搾りたてのフレッシュでジューシーな味わいをお楽しみください。不思議と柑橘系の香りもあり、後半にしっかりキレるので、口の中がリセットされてずんだ餅のまったり感がまたほしくなる、という無限ループに突入するはず。

今まで「おつまみは塩辛いもの」が定番だった方も、「甘いもので飲る」をぜひ一度試してみてください。新しいお酒の世界が広がりますよ。

 

【シリーズ:〇〇するだけ!で優勝おつまみ】

    fj(エフジェー)

    fj(エフジェー)

    おつまみクリエイター

    酒処・新潟出身、SAKE Street店舗の近くに住む日本酒愛好家。キッチンドランカー歴約20年。「いかにして家飲みを楽しむか」を日々研究中。ブログやSNSでおつまみレシピや飲んだくれ生活を発信しています。