日本酒に合わせた簡単おつまみレシピをご紹介している本シリーズ。
今回ピックアップした食材は、高たんぱくで小腹満たしにもうれしい「ゆでたまご」。塩やマヨネーズをつけるだけでもいいつまみになりますが、そこで一工夫。のせるだけの簡単アレンジを加えて、チビチビ系の優勝おつまみを作ります。
合わせるお酒は、通年手に入る定番の純米酒をセレクトしました。季節を問わず、ふだんの食卓で日本酒ペアリングを楽しめます。
今回のメニュー:天かすゆでたまご
自分で作ると意外と失敗しがちなゆでたまご。コンビニで売られているものは半熟加減もちょうどよく、殻がむきやすくて便利です。今回、合わせるほかの食材や調味料もすべてコンビニで揃います。
もちろん、手作りのゆでたまごでもOK。たまごが余っている時にも、ぜひ作ってみてください。
材料(1人分)
- ・半熟ゆでたまご 1個
- ・天かす 大さじ1
- ・きざみ青ねぎ 大さじ1
- ・めんつゆストレート 小さじ2
※通常のめんつゆでも可。お手持ちのめんつゆに記載にされている「冷やしそば・うどん」の分量表示に合わせて水を加えてみてください。
調理時間:5分
作り方
❶ゆでたまごの殻をむき、縦4等分に切る
※ラップをかけて上から包丁をおろすと、包丁に黄身がくっつくことなくキレイに切れます
❷天かすとねぎをのせ、めんつゆストレート小さじ2をかける
これだけで完成!
たまご・ねぎ・天かすという、かけそばの定番食材を合わせているので、おいしいのは間違いなし!まったりとしたたまごの黄身に、めんつゆがよくなじみます。サクサクの天かすがいいアクセントになって、箸が進みますよ。
ちなみに、天かすは「かっぱえびせん」でも代用できます。
ポキポキ折って、こんな風にかけてみてください。
こちらもサクサクの食感がいい!市販の天かすにはえび粉末が入っているものが多いので、えびせんと風味も似ているんですよね。えびせんのストックがある方は、ぜひこちらでもお試しください。
このおつまみに合わせたいお酒
会津娘 純米酒
お米の旨みをしっかりと感じる、会津娘の定番酒。趣きあるラベルのイメージ通り、素朴な味わいで飲み飽きしません。
たまごのコクとめんつゆの香りを、ごはんのように受け止めてくれます。やわらかなテクスチャーが半熟の黄身と合う!そして、天かすの油と青ねぎの香りをほどよくまとめて、やさしく包んでくれる。そんな包容力のあるお酒です。
常温で飲んだあとは、40度くらいのぬる燗で。お米の旨みがさらに膨らみます。天かすがめんつゆに浸って「ふよふよ」とした食感になったところで飲むと、まろやかに溶け合ってまた最高!おつまみの食感の変化を、お酒の温度を変えてお楽しみください。
会津娘以外のお酒ならば、ふっくら旨みのあるタイプがおすすめ。こっくりとした黄身とめんつゆのだしの風味に寄り添ってくれるはずです。ちびちびつまんでまったり飲みたい、そんな日にこのペアリングを選んでみてください。
【シリーズ:〇〇するだけ!で優勝おつまみ】
- 第1回:混ぜるだけ!「サラダチキンの梅マヨ和え」
- 第2回:焼くだけ!「大根の明太チーズグラタン」
- 第3回:レンチンするだけ!「冷凍そら豆で作るずんだ餅」
- 第4回:かけるだけ!「真鯛のカルパッチョ」
- 第5回:のせるだけ!「天かすゆでたまご」
- 第6回:レンチンだけ!「あさりとわかめの酒蒸し」
- 第7回:混ぜるだけ!「柿ピーのザクザクポテサラ」
- 第8回:漬けるだけ!「たこの新生姜漬け」