寒い季節に恋しくなるおでん。コンビニに入って、だしの香りに釣られてついつい買ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
本日は、そんな冬グルメの代表格「おでん」を使った日本酒ペアリングレシピをご紹介します。合わせる食材も、コンビニで入手可能。「焼くだけ」の簡単アレンジで、絶品おつまみに変身しますよ。
今回のメニュー:おでん大根の明太チーズグラタン
今回も材料はたったの3つ。調味料いらずで誰でも簡単に作れます。
メイン食材は、おでんの王道の「大根」。そのままでももちろん日本酒に合うのですが、コクのあるチーズと明太子を加えて、旨みいっぱいのグラタンに仕上げます。
合わせるお酒は、ふっくら&芳醇系。常温から始めて、燗、最後はだし割りで楽しむなんていうのも乙ですね。
材料(作りやすい量)
- ・おでんの大根 2個
- ・辛子明太子 1パック(65g)
- ・とろけるスライスチーズ 4枚
調理時間:10分
作り方
❶おでんの大根を横半分に切ってから9等分に切る
(おでんの汁はぜひ取っておいてください)
❷耐熱皿に大根を並べる
❸辛子明太子の皮を取り除き、ほぐして大根の上にのせる
(皮はあとでつまみましょう)
❹とろけるスライスチーズをちぎって辛子明太子の上にのせる
❺230℃のオーブンで5〜7分焼く
(チーズがとろけて焼き色が付けばOK)
※トースターや魚焼きグリルでも可
※魚焼きグリルでは、中火で2分ほどで焼き色が付きました
※ご家庭の調理器具に合わせて焼き時間を調節してみてください
これだけで完成!
とろーりとろけるチーズのコク、ピリッと明太子の辛味、大根からジュワッと染み出すだしの旨味。熱々がたまりません!
こちらのレシピは、自宅で作ったおでんのリメイクにもおすすめです。
大根だけでなく、じゃがいもやたまご、ちくわやはんぺんなどの練り物系も相性がよいので、お好みの具でお試しください。
※こちらは大根、じゃがいも、たまご
このおつまみに合わせたいお酒
燦然 特別純米 雄町 原酒 秋あがり
甘くミルキーな香りが、焼きたてのチーズの香りにマッチ。口に含むと芳醇な旨みが一気に広がり、少しの酸味と苦味がやってきて、上品な甘さの余韻が続きます。この複雑な味わいが、旨み爆弾のようなグラタンと絶妙に調和します。
常温で楽しんだあとはぜひ燗で。60℃ほどに温めると酸味が立つので、ここで取っておいた明太子の皮をつまむといいアクセントになります。50℃ほどに冷ますと酸味が落ち着いてやわらかな印象になり、ふくよかな旨みをじっくりと堪能できます。
最後は取っておいたおでんの汁を加えて「だし割り」に。汁を温めて、好みの濃さになるまで少しずつ加えてみてください。〆のお吸い物を飲んでいるような、不思議な感覚になりますよ。
お酒1本で何度もおいしい今回のペアリング。燦然が用意できなくても、芳醇でしっかり旨みのあるタイプのお酒なら合わせやすいかと思います。ゆったり温まりながら、おつまみとお酒の旨みのまじり合いをお楽しみください。
【シリーズ:〇〇するだけ!で優勝おつまみ】
- 第1回:混ぜるだけ!「サラダチキンの梅マヨ和え」
- 第2回:焼くだけ!「大根の明太チーズグラタン」
- 第3回:レンチンするだけ!「冷凍そら豆で作るずんだ餅」
- 第4回:かけるだけ!「真鯛のカルパッチョ」
- 第5回:のせるだけ!「天かすゆでたまご」
- 第6回:レンチンだけ!「あさりとわかめの酒蒸し」
- 第7回:混ぜるだけ!「柿ピーのザクザクポテサラ」
- 第8回:漬けるだけ!「たこの新生姜漬け」