はじめまして、SAKE Streetの近所に住む日本酒愛好家のfjです。
家飲みが日課で、「今飲んでいる酒と最高に合うアテを作りたい!」と思い立ち、おつまみ研究を始めたのが約20年前。友人を招いて新作おつまみを振る舞っていたところ、「作り方を知りたい」と言われることが増え、ブログやX(旧Twitter)でレシピを綴るようになりました。
そんな私がこちらでご紹介していくのは、誰でも簡単に作れて、ばっちり日本酒に合うおつまみ。使う食材はコンビニやスーパーで手に入るもの。混ぜるだけ/かけるだけ/漬けるだけなどの簡単ステップで完成。すぐに晩酌を開始できます。
ぜひみなさまも、日々の暮らしの延長で日本酒を楽しんでみてください。
今回のメニュー:サラダチキンの梅マヨ和え
さて、今回作るのは「混ぜるだけ」のおつまみです。材料はたったの3つ。某コンビニで揃います。
メインはレシピ名のとおり、サラダチキン。
たくさん動いて、働いて、ヘトヘトだけど一杯飲んでリフレッシュしたい。そんな気分の時ってありますよね。疲労回復にはたんぱく質!ということで、鶏むね肉を使ったサラダチキンをチョイスしました。さらに梅の香りで食欲もわいてきますよ。
合わせるお酒のイメージはピチシュワ、甘酸っぱい系。疲れている日は、そんなお酒に癒されたい。体の欲するままに、晩酌の準備をしていきましょう。
材料(作りやすい量)
- ・サラダチキン 1袋(110g)
- ・カリカリ梅 梅3個分(半割れ6個分)
- ・マヨネーズ 大さじ2
調理時間:5分
作り方
❶サラダチキンを食べやすい大きさにさく。
(さきいかくらい細くさくと味がなじみやすくなります)
❷カリカリ梅3個分をみじん切りにする。
(カリカリという食感が残る程度の荒さに切ります)
❸サラダチキンとカリカリ梅、マヨネーズ大さじ2を和える。
※包丁を出すのも面倒くさい!という時は、ポリ袋に梅を入れてすりこぎ棒などで叩いて潰し、その中に材料を加えていけば洗い物も出ずに終わります。
混ぜると梅の赤色が移り、ほんのりピンク色。
これだけで出来上がり!
青じそで包んで食べてもおいしいですよ。
味付けはマヨネーズだけですが、サラダチキンの塩気とカリカリ梅の酸味にコクがプラスされ、全体の旨味がアップします。
マヨネーズと酸味のある漬け物との組み合わせはけっこうなじみがよく。カリカリ梅だけでなく、しば漬けやらっきょう漬け、新生姜漬けなどでも応用できます。和風タルタルソースといったところでしょうか。チキンはもちろん、淡白なお刺身にちょこっとつけてもいいおつまみになりますよ。
このおつまみに合わせたいお酒
真上 特別純米 直汲生原酒
微発泡でジューシー、甘旨酸のあるお酒。ふんわりやわらかな酸味が広がり、ちょっとお疲れ気味な日の体にもやさしく染み渡ります。この甘酸っぱさが、マヨネーズのコク、梅の酸味とマッチするのです。
梅の酸味とカリカリ食感を楽しんだ後に、よく冷えた真上を流し込むと最高です。寒くなるこれからの季節はお酒を温めて。おつまみは冷蔵庫で15分ほど冷やして味をなじませてから、熱燗とともにいただくのがおすすめです。
ピチッと微発泡で酸がやわらかいタイプのお酒であれば、真上でなくてもOK。おつまみとお酒、お互いの旨酸の相性のよさを堪能できます。ぜひコンビニで材料を調達して、家飲みペアリングをお楽しみください。
【シリーズ:〇〇するだけ!で優勝おつまみ】
- 第1回:混ぜるだけ!「サラダチキンの梅マヨ和え」
- 第2回:焼くだけ!「大根の明太チーズグラタン」
- 第3回:レンチンするだけ!「冷凍そら豆で作るずんだ餅」
- 第4回:かけるだけ!「真鯛のカルパッチョ」
- 第5回:のせるだけ!「天かすゆでたまご」
- 第6回:レンチンだけ!「あさりとわかめの酒蒸し」
- 第7回:混ぜるだけ!「柿ピーのザクザクポテサラ」
- 第8回:漬けるだけ!「たこの新生姜漬け」