「酒粕は健康にいいのは知っているけど、使い方がわからないから自分で買ったことはない」という人は多いのではないでしょうか。実は酒粕にはさまざまな種類があり、そのまま食べたり、調味料と混ぜて使ったり、料理のコク出しに使ったりと、普段の料理にも取り入れやすい食材です。
SAKE Streetでは、そんな“まだ知られていない酒粕の魅力”を体験できるイベントとして、「KAS FES〜酒粕フェス〜」を開催しています。第2回となる今年は、「酒粕をおつまみに日本酒と楽しもう」をテーマに、昨年よりもさらにバージョンアップ。8蔵13種類の酒粕と日本酒の食べ飲み比べに加え、飲食店による酒粕を使ったオリジナルのおつまみや酒粕ワークショップなど、酒粕を“知る”から“使う・楽しむ”へと広げた内容となりました。
本レポートでは、進化した第2回KAS FESの様子を詳しくお伝えします!
昨年よりもパワーアップ!酒粕を楽しむ企画が盛りだくさん
イベントは、錦糸町駅から徒歩15分のすみだパークプレイスにて、4月5日に開催されました。
会場は大きく二つのエリアに分かれ、そのうちのひとつでは酒粕と日本酒の食べ比べ・飲み比べを実施。SAKE Streetで取り扱いのある酒蔵8軒から13種類の酒粕を食べ放題で、さらに同じもろみから生まれた日本酒も1杯ずつ試飲できるという、普段はなかなかできない体験が広がっていました。

また、新しい試みとして、今年は飲食店による「酒粕を使ったおつまみ」も登場しました。新橋の「酒と肴 ひらの」さんが提供したのは、「LIBROM ゆずのおさけ」の酒粕を使用した「バター餅」。自家製のからすみとのりを載せていただくという、なんとも贅沢な一品。バターのコクにゆずと酒粕のふんわりとした香りが重なります。

秋葉原の「きんぼし」さんは、「神蔵 露花 スパークリング」の酒粕で漬けた鰤を使った「鰤の東寺巻き」。酒粕のうまみがしっかりと染み込んだ鰤と湯葉の組み合わせが絶妙で、お酒が進む味わいでした。

豪華なゲスト酒蔵として、「会津娘」の髙橋庄作酒造店 代表・髙橋亘さん、「神蔵」の松井酒造 代表・松井治右衛門さんが来場。当日提供された日本酒と酒粕にまつわるエピソードに、多くの来場者が熱心に耳を傾けていました。
お気に入りの酒粕は袋に詰めてお持ち帰り!
試食・試飲で気に入った酒粕や日本酒は、隣の部屋で購入できるシステムです。チケットには一人一枚「酒粕のお持ち帰り袋」がついており、来場者は好きな酒粕を1種類選び、自分で詰める体験を楽しんでいました。通常は販売されていないレアな酒粕もあり、追加の袋を購入して複数種類の酒粕を持ち帰る人もたくさんいました。
また、同じ部屋では、KAS FESの発案者であり昨年に引き続き共催いただいた酒粕研究家・さけかす子さんによる「酒粕×調味料」ワークショップを各部2回ずつ実施。

酒粕に合う調味料のレクチャーのあと、会場で実際に組み合わせを体験できる内容で、新しい食べ方や意外な相性を発見できる機会となりました。参加者からの質問も多く、満足度の高いコンテンツとなっていました。
個性が光る酒粕たちを一部ご紹介!
会場には、色や形状、食感の異なる多種多様な酒粕が並びました。その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
LIBROM(福岡)
ゆずといちご、2種類のクラフトサケの酒粕が提供されました。どちらも果実感がしっかり残っており、そのまま食べるのはもちろん、牛乳で割っても美味しく楽しめるような味わいです。
会津娘(福島・髙橋庄作酒造店)

同じ純米酒からできた板粕と練り粕の2種類が登場。熟成された練り粕はとろっとなめらかな口当たりで、キャラメルのようなコクと甘みが特徴です。
あべ(新潟・阿部酒造)
酒粕の活用に力を入れている阿部酒造の酒粕は、お酒の香りがしっかり残った食べ応えのあるタイプ。定番のかす汁や鍋料理にもぴったりで、自宅で熟成させて味わいの変化を堪能するのもおすすめです。
五色彩雲 Jiri(北海道・福司酒造)
白麹で仕込んだ軽やかな低アルコール酒の酒粕は、軽い口当たりでお米の旨味が残る、そのままでも食べやすい味わいでした。
“また来たい!”の声があふれた会場
KAS FES 2026には、昨年を上回る人数の日本酒ファンと酒粕好きが集い、従来の日本酒イベントとはひと味違う熱気に包まれていました。
参加者からは、「一度にいろいろな酒粕と日本酒の食べ飲み比べができて楽しかった!」という感想が多く寄せられました。「こんなに酒粕を一度に食べ比べができる機会はなかなかないので、また来年もやってほしい」といったリピートを期待する声も聞かれました。
中には、「さけかす子先生の授業をオンラインで受けたことがあり、実際に体験してみたくて参加した。調味料との組み合わせ方を教えてもらって勉強になった!」という人も。「日々の料理に取り入れてみたい」「家で熟成させてみたい」といった声も上がるなど、学びと実践がつながる場になっていました。
KAS FES 2026を終えて
イベントを終えて、ワークショップを終えたさけかす子さんが感想を話してくれました。
「昨年より規模を拡大しての開催でしたが、チケットは完売で酒粕への関心の高まりをとても嬉しく感じました。また、私のワークショップにもたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。調味料を少し組み合わせて工夫するだけで、そのままだと食べにくく感じる酒粕も美味しく変化することを、少しでも体感していただけていたら嬉しいです。日本の伝統文化である酒も酒粕も、これからもっと日常に広がっていくことを願っています」
また、ゲストの飲食店や酒蔵の方々からは、「来場者の皆さんがとても和やかな雰囲気で、心地よい空間だった」とのコメントが寄せられました。お酒をたくさん飲んで酔っぱらうわけではなく、お酒と酒粕をじっくりと味わいながら、参加者同士やゲストとの交流を楽しむ姿勢が印象に残ったようです。また、「普段の日本酒イベントと比べて女性の来場者が多く、新鮮だった」という驚きの声や、「酒粕の使い方について熱心に質問してくださる方が多く、関心の高さを感じて嬉しかった」といったコメントも寄せられました。

まとめ
SAKE Streetでは今後も、酒粕の魅力を発信しながら、全国の酒粕を購入できる企画を展開していく予定です。今回のイベントに登場した酒粕の一部は、店舗やオンラインストアでも販売中なので、会場に来られなかった方もぜひチェックしてみてください!
→販売中の酒粕はこちら
KAS FES 2026は、さけかす子さんをはじめ、酒蔵や飲食店の皆さまのご協力により、昨年以上に多くの方にご来場いただきました。酒粕の多様な魅力や楽しみ方を、より深くお伝えできたのではないかと感じています。
実際に食べ比べをし、味わいの違いや背景を知りながら、お気に入りの酒粕を自宅へ持ち帰る──そんな一連の体験を通じて、酒粕がぐっと身近な存在になっていたらうれしいです。
今後もKAS FESを通じて、酒粕の新たな魅力を広げていく予定です。次回の開催も、どうぞご期待ください!






































