カルディで買えるお手軽つまみに合う日本酒シリーズも第6弾となりました。今回のテーマは「キヌアとツナのサラダ」です。
「キヌア?なにそれ?」という方も多いかもしれません。キヌアは南米アンデス原産の穀物で、見た目は小さな粒状。タンパク質や食物繊維が豊富で、健康食品として定着して久しいですね。味わいはほのかな穀物の旨味があり、どことなく草っぽい風味もある。とんぶりを想像していただくと、多少近いかもしれません。

しかしこの缶詰、思っていたよりずっと日本酒のつまみ向きですね。ツナと煮た野菜のうま味がキヌアに絡み、油のコクも適度にある。どちらかといえば淡白ではありながら、素材の滋味をしっかり感じられます。生野菜を加えて、それこそサラダとしていただくのもいいですが、このままでも充分美味しいですよ。
キヌアとツナのサラダにはどんなお酒が合うのか?
ポイント①甘味と旨味で同調させる
ツナの旨味と油のコクが味の土台になっているので、同じく甘味と旨味のあるお酒を選ぶのが基本です。
キヌア自体はほとんど味の主張がないので、酒の個性が強すぎると食材が完全に負けてしまいます。甘口から中甘口で、旨味がしっかりあるタイプを選べばまず外れません。
ポイント②ドライすぎるタイプは避ける
辛口でドライなお酒は、ツナの旨味とすれ違う印象になりがちでした。
酸味が強いタイプも同様で、サラダの素朴な味わいの中でお酒だけが浮いてしまいます。さらにはミネラリーで骨格がガッシリしたタイプも今回は相性が悪く、キヌアの穏やかな風味が弾かれてしまう感じがあります。
ポイント③お燗が意外に機能する
サラダという単語からすると冷酒を合わせたくなるかもしれませんが、お燗が思いのほか効果的でした。
食材の旨味と酒の甘味がまとまって、より一体感が出ることが多かったです。特に甘旨系のお酒は、お燗にすることで旨味が膨らみ、キヌアとツナの味わいを受け止めてくれます。冷酒や常温で試して物足りなさを感じたら、とりあえずぬる燗にしてみてください。

検証中の様子
キヌアとツナのサラダに合う日本酒3選
福司 本醸造 辛口
試飲一発目だったのですが、いきなり正解を引き当ててしまいました。
名前に「辛口」とあるものの、このマイルドな口当たりは確実にツナの油分と合います。さらに適度な旨味、ボディのボリューム感がぴったり。
ぬるめのお燗にすると、さらにまとまりが出ます。迷ったらまずこれを選びましょう。
シン・ツチダ
甘味と旨味の強さがキヌアとツナの旨味にしっかりマッチします。ただ、そのままだと少し濃すぎるため、加水するか、癖のない本醸造や普通酒で適度に割るとちょうどいいバランスになります。
お燗にするとさらに旨味が強くなります。しかも常温で感じる酸味がまとまって旨味に変化するので、同調性がさらに上がります。このため、こちらも燗推奨です。
不老泉 山廃純米酒 旨燗
不老泉らしい独特の風味はありますが、アタックの柔らかさと丸い酒質がこのおつまみによく合います。
その名の通り、お燗にした時のふくよかさが抜群で、ツナと野菜の素朴な旨味にしっかり同調します。
まとめ
甘味と旨味があり、ボディが極端でないお酒であれば比較的合わせやすいおつまみです。辛口・ドライ・ミネラリーなタイプは今ひとつ。一方、甘旨系であれば濃醇であっても加水やブレンドで調整が効きます。
また、お燗の効果が想定以上でした。冷酒でも悪くないですが、ファーストチョイスは絶対お燗でいきましょう。
ちなみに、キンツチダこと「Tsuchida 麹99% Gold」が抜群に合ったのですが、現在終売のため泣く泣く不採用。もしまた造られることがあったら真っ先に試してみてほしいです。
【シリーズ:KALDI(カルディ)で買えるお手軽つまみに合う日本酒はコレ!】






































